私たちの背骨はまっすぐではなく、健康な背骨は引き伸ばしたS字型をしています。生後1年までの赤ちゃんの背骨を守ってあげることで、健康的に背筋の伸びた美しい姿勢の大人に成長することができます。

この背骨のS字状のカーブは、人間が二足直立歩行に進化する段階で重い頭を支えながら重力に対してバランスをとるためだけでなく、ばねの役割も持っていて二足直立歩行の衝撃が直接脳に伝わらないために発達したものです。

初期カーブ: C 字型

Cカーブ

ところが羊水の中で浮遊している状態から出てきたばかりの赤ちゃんの背骨はC字状になっています。つまり頭を支えるための首の湾曲も筋肉も、上半身を支え るための湾曲も筋肉も発達していません。(ですから赤ちゃんを抱っこする時は首と頭をしっかりと支えてあげる必要があるわけです。)

また、胎児も新生児も脚はカエルのように曲がっています。この胎児姿勢によって、背骨への圧力を減らし赤ちゃんの背中のCカーブが保たれています。この胎児姿勢は赤ちゃんにとっては、最も心地よい姿勢であるとともに、、赤ちゃんは酸素やエネルギーの余分な消費を抑え、体温を維持し、消化も助けます。

ですので、この時期に、赤ちゃんを平らな場所に寝かせることは実は赤ちゃんにとってはストレスなのです。この時期には、寝ている時はできるだけ背中のCカーブを保てるような状態にしてあげることで、赤ちゃんはリラックスして、よく眠ることができるのです。生後3ヶ月位までの赤ちゃんの理想的な姿勢は、胎児姿勢。背中のCカーブが保たれ、さらに股関節自由に動かせるM字型の姿勢(カエル脚)です。

第二期のカーブ:頚椎

生後2ヶ月くらいすると赤ちゃんは周りの環境に反応して、頭を上げたり見回したりするようになります。そうすると首の筋肉が発達してきて、首がすわって頭を持ち上げられるようになると、首の部分が前湾していきます

この首のカーブの発達を促すために、起きている間は(必ず大人の見ている前で)うつぶせにしてあげましょう。重力に反して首を持ち上げようとすることで、首の筋肉が発達していきます。その姿勢で周りにおもちゃを置いてあげたり、遊んであげたりしてください。

うつぶせ遊びの一番良いタイミングはお昼寝の後です。ふかふかのカーペットやクッションや座布団の上ですと赤ちゃんはバランスが取りにくいですので、フロアリングや畳の上で行ってください。赤ちゃん目線でお父さん、お母さんも一緒に、床にごろんとなるといいでしょう。毎日最低30分くらいは、このようなうつぶせ遊びの時間を作りましょう。赤ちゃんは疲れてくるとご機嫌が悪くなってきますので、その場合は、5~10分休んでから、再度うつぶせ遊びをしましょう。

最後のカーブ:背骨

サイトに発達するのが背骨のカーブで、赤ちゃんが、はいはいする頃に発達してきます。赤ちゃんの背骨周りの筋肉がしっかりと発達するように、できるだけハイハイさせてあげましょう。ハイハイを十分せずに、歩く練習をさせることは背骨には非常な負担になりますので、決して歩くことを急がせないでください。しっかりとハイハイした赤ちゃんは、きれいな骨格に育ちます。赤ちゃんは生後12~18ヶ月頃までに背骨が発達し、いよいよ歩く準備ができるのです。

どうしても、早く立ち上がってしまう赤ちゃんがいますが、赤ちゃんの周りにつかまり立ちできるような物を置かないようにして、できるだけハイハイの時期を長くしてください。

首や背中のカーブを支える筋肉がしっかりと発達する前に赤ちゃんが直立姿勢になってしまうバウンサーや椅子に入れると、無理な重力が首や背中にかかり赤ちゃんの骨格の形成不全につながりますので注意しましょう

 

Cカーブ

【関連記事】