現在妊娠7ヶ月、39歳、初産です。股関節左側に鼠径ヘルニアができ、血行が悪く、妊娠前より出来ていた部分がありますが、太もも内側と右足くるぶしに静脈瘤が出来てしまいました。先生は「まだ、早い」と仰っておりましたが、外陰部にも静脈瘤が出来ている感じで、夕方になると外陰部がうっ血してとてもツライです。トコちゃんベルトを使用してみたいと思うのですが、どれを選らんで良いか わからないのでご教示願います。

鼠径ヘルニアの原因

鼠径部にヘルニアが起きる原因の一つとして内臓下垂が考えられます。妊娠をすると妊娠性のホルモンの働きで骨盤の骨をつないでいる靭帯にゆるみが起き、骨盤が緩んできます。骨盤の緩みと大きくなってくる子宮が内臓下垂を助長し、ヘルニアを引き起こしたのであれば、下垂している内臓・子宮をできるだけ正常に位置に引き揚げ、骨盤の緩みを解消していけば、鼠径部にかかる圧力も軽減し、ヘルニアは改善できるという仮定が成り立ちます。

外陰部静脈瘤の原因

静脈瘤

また、陰部静脈瘤の原因の多くに、妊娠して子宮や腸などの内臓が下垂し、腹部大血管を圧迫して静脈の血流を阻害されていることです。

よくトコちゃんベルトで骨盤を締めて、静脈瘤やむくみが悪化しないかとのご質問がありますが、骨盤周囲を締めても深在静脈を圧迫しませんので、むくみや静脈瘤を 静脈瘤の原因とはなりません。むしろ、骨盤高位で骨盤輪固定をしすると、骨盤内のうっ血が軽減されるために、静脈瘤・むくみは軽減しやすくなります。血栓性静脈炎や 産後の肺梗塞 (エコノミークラス症候群)の予防にもなりますので、ぜひお試し ください。

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内臓下垂を戻すことで改善

100%の補償はできませんが、骨盤高位という姿勢でひざ倒しやひざ押しという体操(骨盤メンテの本やDVD(妊娠したら骨盤ケアでトラブル解消参照)を行って、この姿勢でトコちゃんベルトを着用すると下垂している子宮や内臓などが正常な位置に上がり、血流も改善されることが多いです、この血流の改善がヘルニアや静脈瘤によい効果をもたらすことが多いです。また、体操用ゴムチューブを使った腰まわし運動を、毎朝夕に各5分間くらい取り組まれることで骨盤の形を整えていくことや、素肌の上に薄い腹巻をつけ→トコちゃんベルト→下着の順番で着用し、トイレのたびにトコちゃんベルトを外さないことなどがよりよいケアに繋がりますのでお勧めいたします。

ベルト1と2の選び方については、今現在、恥骨(アンダーヘアの所の堅い骨)の真ん中を指でぐっと押さえた時に、

・痛みが有る・骨盤高位の姿勢で恥骨に指が1本以上入る→ トコちゃんベルト1
・少し痛みがある→ トコちゃんベルト2&アンダーベルト(ダブル巻き)
・痛みが無い→ トコちゃんベルト2 となります。

ただ、時期も関係しますので、妊娠後期(8ヶ月)からのケアとなる場合は、特に靱帯がゆるむ時期ですので、この時期に骨盤ケアをし始める場合は、トコちゃんベルト2を単品で使いますと、靱帯が緩んでいる所に、お尻の方にひっぱる力がかかる為、恥骨の緩みを助長させてしまう場合があります。ですので、恥骨に痛みがない場合でも、さらしとトコちゃんベルト2(ダブル巻き)をして恥骨の方も締める必要があります。今からと産後2週間まではダブル締めをして下さい。ダブル締めがお手間と感じられるようでしたら、トコちゃんベルト1にされてください。

骨盤高位も、しっかりとして頂くことが大切になりますので、ハンドブックでもご紹介しておりますが、念のため合わせてお知らせします。

「骨盤高位」・・・仰向けに寝転び、立て膝をします。お尻の位置を床から15~20cmぐらい高さ保てるように (*お尻をのせて敷物が沈み込んだ状態でも15~20cmを保つようにして下さい)さぶとんや分厚い本などを敷いて頂き、そのまま5分間安静にして下さい。最後に左右に数回、ゆっくりと膝を揺らします。この姿勢をとってから、サイズを測ったり、ベルトを付けたりして下さい。

トコちゃんベルト+アンダー腹巻き